「天然温泉」のビジホは何軒?チェーン別の温泉率を集計

- 名前に「天然温泉」が付くビジホは、およそ9軒に1軒。意外と身近な存在です
- 温泉率が高いのはドーミーインとスーパーホテル。この2つで全体の8割を占めます
- 温泉付きでも料金はほぼ据え置き。同じチェーンなら「湯のあるほう」を選んで損はなし
出張先でホテルを探していると、ときどき「天然温泉 ◯◯の湯」から始まる長い名前のビジネスホテルに出会います。名前だけで、なんだかちょっと得した気分になるものです。
では、そういう「温泉を名乗るビジホ」は実際どれくらいあるのでしょうか。当サイトが収録している全国のビジネスホテルを、ホテル名に「天然温泉」が入っているかどうかで数えてみました(当サイト集計・2026年10月時点)。
温泉率トップはドーミーイン、2位はスーパーホテル
まずはチェーン別の結果から。名前に「天然温泉」を掲げる店舗の割合(温泉率)は、次のような顔ぶれになりました。
- ドーミーイン: およそ8割の店舗が「天然温泉 ◯◯の湯」を名乗る、文字どおりの温泉チェーン
- スーパーホテル: およそ6割。店舗数が多いぶん、軒数ではいちばん多い
- ルートイン: およそ1割。名前に入っていない店舗にも「旅人の湯」の大浴場が広くある
この上位2チェーンだけで、温泉を名乗るビジホ全体の8割ほどを占めます。「温泉付きのビジホを探す=まずドーミーインとスーパーホテルを見る」と覚えておけば、だいたい外しません。
たとえば福岡なら天然温泉 御笠の湯 ドーミーイン博多祇園、博多駅前には博多天然温泉「旅人の湯」ホテルルートイン博多駅前があります。3チェーンのお風呂の違いは大浴場で選ぶビジネスホテルで詳しく比べています。
ちょっと意外だったのは、低価格帯のリブマックスにも「天然温泉ホテルリブマックスPREMIUM」という店舗がいくつかあることです。安さが売りのチェーンでも、上位版では温泉を打ち出しているわけです。
見分け方: 「◯◯の湯」が名前に入っていたら温泉のサイン
温泉を持つビジホは、名前の付け方にクセがあります。
- ドーミーイン: 「天然温泉 石手の湯 ドーミーイン松山」のように、頭に湯の名前が付く
- スーパーホテル: 頭に付く店舗と、「スーパーホテル◯◯天然温泉」のようにお尻に付く店舗がある
- ルートイン: 「◯◯天然温泉「旅人の湯」」のように、地名+旅人の湯のセット
湯の名前には、その土地の山や川、旧国名が使われることが多く、読むだけでご当地感があります。予約サイトの一覧でホテル名をざっと流し見して、「の湯」を探すのがいちばん手っ取り早い見分け方です。
温泉ビジホが多いのは北海道、割合なら愛媛
都道府県別に見ると、軒数がいちばん多いのは北海道。釧路・北見・網走・稚内など、道東・道北の街にもドーミーインやスーパーホテルの温泉店舗が並びます。冬の出張でこれはうれしいところです(北海道のビジネスホテル一覧・マップ)。
割合で目立つのは愛媛です。県内の収録ビジホのうち、およそ4割が「天然温泉」を名乗っていました。松山だけでなく、今治・新居浜・西条・宇和島といった街のスーパーホテルやルートインが、そろって温泉を掲げています。たとえば天然温泉 伊予の湯 スーパーホテル新居浜のような店舗です(愛媛県のビジネスホテル一覧・マップ)。
反対に、名前に「天然温泉」が付くビジホが見つからなかったのは秋田・佐賀・沖縄の3県だけ。温泉ビジホは、ほぼ全国どこにでもあると言ってよさそうです(当サイト集計・2026年10月時点)。
温泉付きでも、料金はほとんど変わらない
温泉が付くなら、そのぶん高いのでは? と思うところですが、予約サイトの参考料金を比べると差はほとんどありませんでした。
スーパーホテルどうしで比べると、温泉を名乗る店舗とそうでない店舗の差は数百円程度。ドーミーインやルートインでも、温泉の有無で料金帯が変わる傾向は見えませんでした(当サイト集計・2026年10月時点)。料金を決めているのは温泉よりも、街の規模や駅からの近さ、泊まる日の混み具合のほうが大きいようです。
つまり、同じ街に同じチェーンの店舗が2つあって片方だけ温泉付きなら、迷わず温泉のほうを候補に入れてよいということです。もちろん、泊まる日の料金は予約ページで確かめてください。
名前に「天然温泉」がない=お風呂がない、ではない
最後にひとつ注意を。今回の集計はホテル名だけで数えています。名前に「天然温泉」がなくても、大浴場を備えたビジホはたくさんあります。
- ルートインは、名前に入っていない店舗にも人工温泉の大浴場「旅人の湯」がある店舗が多い
- ドーミーインも、天然温泉を名乗らない店舗を含めて多くの店舗に大浴場がある
- アパホテルなど、ほかのチェーンにも大浴場付きの店舗がある
「天然温泉にこだわりたい」なら名前で探し、「とにかく広いお風呂に入れればいい」なら大浴場の有無で探す。この2段構えがおすすめです。サウナまで楽しみたいならサウナで選ぶビジネスホテルもどうぞ。
当サイトのマップでは、チェーン絞り込みでドーミーイン・スーパーホテル・ルートインだけを表示できます。行き先の街にズームして、ピンを開いて名前に「の湯」があるかを見てみてください。
まとめ
- 名前に「天然温泉」が付くビジホは、当サイト収録分のおよそ9軒に1軒
- 温泉率はドーミーイン(約8割)、スーパーホテル(約6割)が突出。ルートインは名前に出ない大浴場も多い
- 軒数なら北海道、割合なら愛媛。ほぼ全国どこにでもある
- 温泉付きでも料金はほぼ同じ。同じチェーンで迷ったら「の湯」があるほうを候補に
よくある質問
Q. 名前に「天然温泉」とあれば、必ず大浴場がありますか?
A. 多くの場合は大浴場の湯として天然温泉を使っていますが、利用時間や男女の入れ替え、休止日などは店舗ごとに異なります。予約前に各ホテルの公式サイト・予約ページで確認してください。
Q. 「人工温泉」と「天然温泉」は何が違うのですか?
A. 天然温泉は地下から湧き出た温泉を使ったお湯、人工温泉は鉱石などで温泉に近い成分を再現したお湯です。どちらも広いお風呂でゆっくりできる点は同じなので、こだわりがなければ大浴場の有無で選んでも十分です。
※ 本記事の情報は2026年10月13日時点のものです。軒数・割合・参考料金は当サイト収録データ(予約サイト掲載のホテル名)をもとにした集計値で、実際の温泉・大浴場の有無とは一致しない場合があります。設備・サービス・料金は変更される場合があり、料金は時期・空室状況で大きく変動します。最新情報は各ホテルの公式サイト・予約サイトでご確認ください。